いろいろ日記と急拵えの通称名

仕事ばかりしている。

以前は多かったリモートワークがめっきりなくなり、ほとんど毎日出勤している。さっき数えたら数日のリモート含めて今日で12連勤めで、それは流石に疲れて当然だと思う。明日は休み。

職場で毎日感染者が出ていて、その情報はほとんど共有されない、ただそれが日常になっている。そういう状況と環境なんだ、と思う。日常とか非日常とかいう言葉が意味をなさない。

 

食事のこと。

出社時は昼と夜、外で食事をとらなければいけない。社食の密集空間・価格・味・栄養の全てが嫌でお弁当を持っていくようにしたら、人に「節約!?」と笑われた。だったらなんだと癪に障ったが、会話が面倒で「ああ、まあ」とか答えた気がする。笑いながら。笑うな私。誰も笑うな。

そもそもこんな状況になる前から、人と食事をするのはそんなに得意じゃなかった。食べ方がよくわからなくなる。話しかけられたとき頬張ったものを飲み下すのは間に合うか、咀嚼音を聞かれたくないし聞きたくない、目の前で大量に捨てられていく残飯、とか。以前、社食で同僚と食べなきゃいけなかったときは麺類一択だった。視線と箸が泳がなくていいから。あー、そのときも「麺類ばっかり食べてるね」って笑われたんだった。

お弁当はおいしくて、ありがたい。

昨日、職場の人が作業中の差し入れにコンビニ菓子を買ってきてくれたんだけど、今、本当に許容できる食べ物が制限されていて、甘くて脂質の多いもの、しかも人のいる空間で食わなきゃいけない生菓子は、私にはどうしても無理だった。「甘いもの、だめなんすよね、お気持ちだけいただきます」的なことを言って断ったら、「じゃあこれなら酒飲み用だよな!」って、ミックスナッツを渡された。それも袋から出して紙ナプキンの上にのせてくれたので、断れず、持ち帰れず、内心半泣きで礼を言って、部屋に誰もいない一瞬の隙に口に突っ込み噛み砕いた。ちなみに捨てるのも無理なんです。ごめんなさい。まじでお気持ちだけが嬉しいです。

 

本当に嬉しかったこと。

三ヶ日に通称名を捻り出した。勢いで決めた感。ただ、どうあがいても女性名の自分の名前は変えなきゃ示しがつかないな、という気持ちもあった。何に。

1月半ば、会社に通称名のIDカード発行を依頼したら、2週間でできた。仕事柄というかなんというか、本名以外でカードを発行できる仕組みがあったのが幸いした。新しい名前の印刷されたカードと、社用PCのログイン画面の表示変更が思っていたより嬉しくて、あ、私、名前、嫌だったんだ、とちょっと驚く。新しい名前が嬉しいというより、相容れなかった名前とおさらばできた開放感だと思う。

今日、名前の変更手続きをしてくれた上司に直接会えたので、礼を言った。上司いわく「あっ、カードのデザインが新しくなってる!良いな〜」。そこなのか。でも個人的にはそれくらいライトなリアクションに助かってます。本当に。

深夜、仕事からの帰路、駅前でガチャを回した。カリモク60のミニチュア。欲しかったKチェアが一発で出て、嬉しくて、地下鉄の座席に座りながら組み立てた。足元のヒーターが温かくて、ふくらはぎのぬくみと全身の疲労とミニチュアの手触りがぐちゃぐちゃに混ざりあってなぜか吐きそうだった。

 

したほうがよいこと。

近々、改名申立てのために裁判所に行きます。

あと、息抜きと、何も考えない時間を作ります。

 

追記

申立ては郵送ですることにしました。