2024年4月上旬の日記

・仕事帰り、歩道にソメイヨシノの花が落ちていた。花弁が揃っている。鳥がついばんで蜜を食べたあとだ。帰宅してから桜開花のニュースを見た。鳥たちはめざとい。

・通勤経路の公園に、大量の人が花見に…というか理由はなんでもいいのかもしれない、とにかく人々が大挙してやってくる。公園前はテーマパークの行列の様相。通勤中に花見客の滞留に巻き込まれて立ち往生しながら、引っ越しを決意した。

・初めてヒバリのさえずりを認識した。大きな声で長時間鳴き続けていた。すごい。かっこいい。

苔むした木の幹に貼り付いたたくさんの桜の花びら。重なった部分は濃い桜色で、濡れた部分は透き通っている。

開花から数日後、強い風雨に散った花びらが幹に貼り付いていた

・新しい手話教室へ通い始めた。正直私には難しい。レベル分けがあまりされておらず、かつ常連だというクラスメイトの感じを見ても、この先ついていけるか不安だ。帰路、久しぶりに会う知り合いと食事をする。これからたまに会いに行くつもり。

・新しい床屋に行った。髪を切られている間は逃げられないから、相手が差別的な話を振ってこないか身構える。

・ちょっとずつ性別変更の手続きを進める。「長男」と書かれた戸籍謄本を見て、誰だよ…と思う。最近は、日常生活で女性扱いされることは、まじで、ない。

・数人に「痩せた」と言われた。腹は立たなかった。

代謝が上がったのか異様に暑い。

・人前で頑張りすぎることをやめられないなら、誰とも会わなきゃいいと思うし、そうしたいし、実際行動抑制的になっている。同時に、引きこもっていた母を思い出して苦しい。

・観たもの:阿波根昌鴻、深瀬昌久

・作った料理:サバ缶スパイスカレー、トマトソース、そら豆・ホタルイカ・新じゃがのソテーなど。あと、根芋という千葉県柏市の地場野菜を初めて買った。発芽した里芋をおがくずで包んで育てるらしく、ひょろっと色白。アク抜きして、おひたしと味噌汁にする。癖がなく食感も楽しい…と思ってすぐに、ひどくかぶれて食べるのをやめた。短い逢瀬だった。でも知らない野菜は楽しいので、また何か見付けたら食べてみようと思う。