変えたいなぁ(ジェンダークリニック通院 1・2回目)

ジェンダークリニックへの通院を再開、というか、0から始めた。

初回の診察で、4年前の初診の記録をベースに改めて、二言三言、話す。そうと決まれば話は早くて、未定とは言え先々のホルモン治療の可能性も見据えてガイドラインに沿う方針を確認し、その日のうちにすぐに採血。14,000円。

2回めから自分史スタート、ついでに前回の採血から得たホルモン値の結果を聞く。問題なし。1,380円。

予定では1,380円×5回で人生を振り返り、その間に染色体検査の結果が出、細々あったのちに恐らく診断書が買える。職場と調整して休暇を取り、手術を受け、生きやすい身体をゲットする。今は保険適用のはずだから、自己負担額はそこまで大きくならない。手術だけならせいぜい数万+α。

上司に手術を受けることは伝えた。何のかは伝えていない。

 

悩みに悩んで妬んで羨んで泣きながら生きてきて、今は高速で動くベルトコンベアに乗った気分。

出荷された先で生きやすくなるわけでは決してないのは重々承知の上。むしろ現状の私が望む形は、完全な移行でも埋没できるレベルでもないため余計にややこしくなる一方だとも思う。それでも欲しい私の形。

私が輪郭を変えても、このクソcis-tem社会は変わらない。私が身体の形を変えたいことと、この世のcis-temを心底呪っていることとは、無関係で、かつ絡まり合っている。

 

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