髪型の話

仕事柄そこまで制約がないので、髪型を変えがちです。変わりすぎて、年に数回会うかどうかの人だとマジで待ち合わせで認識されない。

ここ2〜3年の変遷は、ショートカット→ツーブロックショート→パーマ→刈り上げマンバン→ベリーショート→伸びてミディアムレングス。色は黒→金→ネイビーブルー→アッシュ→黒→グレージュ→今は赤みの茶色、襟足だけ刈り上げたら黒とツートン状態になった。

派手な色も好き。仕事で会った人が毎日オフィスでキャップをかぶってて、ニューエラ似合うなぁいいなぁっていうかそういうのもアリなんだこの会社…と思ってたら、先日初めて脱帽姿を見た。ほぼ白、うっすら紫で、関係ないのにテンション上がってしまった。もともとホワイトブリーチしてたのがムラサキシャンプーを放置しすぎて色がついちゃったとのこと。わかる〜、あれ結構色入りますよね。

私もムラシャンにはかなりお世話になった。ちょうど1年前の胸オペ入院前に、アゴくらいまで伸ばしていた地毛を短く切った。術後にドライヤーやら何やらのために腕を上げたくなかったから。耳から下は刈り上げていたとはいえ自分史上かなり長い黒髪は、気に入っていたからただ切るだけじゃ癪で、ダブルブリーチのド金髪にして入院した。シャワー室でムラシャンした患者はそういないと思う。のんきすぎる。汚れないようにきちんと流しましたんでどうかひとつ。病院関係者には絶対「あの金髪」って思われてた。

体感としては”移行”前ではマンバンのときが一番他人に男性として認識される度合いが高かった。今思えばそのことでかなり精神が安定したし、「これなら生きられるかもしれない」とジェンダークリニック通いを後押ししたという意味で、髪型は少なからず自分の”移行”の一部だった。ちょっと変(?)な髪型ってだけで、一般的に言う短髪 or 長髪と同じ役割を果たしていた。髪型の影響って想像より大きかったみたいだ。いろいろと考えてしまう。

社会人としてドレスコードが…とか年甲斐もなく…とか言われてもない声が聞こえた気がしても、私いま自分の人生始めたところなんで〜ってしらを切っていこうと思います。次はどうしようかな。