review

日記(散歩、最近読んでいる本など)

・今日は昼休みが長めに取れたので、職場近くの公園のベンチで昼食を食べた。風が強く、コンビニであたためてもらった豚汁の粗熱がとれる。巻き上げられた砂埃が降り掛かって黒コショウみたいな見た目だわ、と思いながら食べた。上空で1羽のカラスが同じくら…

言葉を掴む(読書感想画)

『文藝』2022秋季号掲載の高井ゆと里「舌は真ん中から裂ける」を読んだ。最近なぜか泣きづらくなったと思っていたのに、読みながらあっけなく泣いた。 私は、トランジションをすると決めてジェンダークリニックに通院を始めてしばらく経った去年10月に日記を…

映画や本や漫画の記録 2022年1〜4月

今年に入って観た映画やドラマ、読んだ本や漫画などの記録。書籍は気に入ったり印象強かったりしたものだけメモ。 ここしばらく、映画や読書に必要な集中力が保てる程度には元気。基本的に最新のものには追いついていなくて、観たいな読みたいな、と思って長…

映画『片袖の魚』を観た

東海林毅監督・脚本の短編映画『片袖の魚』を観た。これは覚書です。 映画の原作は文月悠光 『わたしたちの猫』より、同タイトルの詩。こちらで公開されている。 片袖の魚 | ナナロク社 実は私はこの映画を、いわゆる普通に「観たくて観る」映画体験とは異な…

感想:NetflixでDisclosureを観た

Netflixオリジナルドキュメンタリープログラム「トランスジェンダーとハリウッド:過去、現在、そして」(原題:Disclosure)を観終わり疲れてるところ。語り、映像、とにかく情報、引き出される己の感情の量にやられる1時間47分だった。パワー。 ちなみに、…

石内都(美術館で考えたことのメモ)

冬の日の午後、石内都の写真展「肌理と写真 GRAIN AND IMAGE」を観に、横浜美術館を訪れました。 作家の名前をいつどこで知ったか既に記憶にはないんだけれども、私の中のあまり多くはない写真家リストの中で、絶対に名前も作品も間違わない数少ない作家。い…