友人が企画してくれた「ノンバイナリーがわからないZINE」のために描いた漫画を、ここにもUPしておきます。3ページ。一応、右上から読む体裁です。
以下、紙幅や力量(主にこっち)の関係で描き切れなかったことを、あとがきのようなメモのようなつもりで残しておきます。
・登場人物全員のジェンダーを明示するのはやめました。どう見えたとしても、本来、人がシスかトランスか、ノンバイナリーなのか、外から見てわかるものではない。本人が自分でわかっているとも限らない。
・ジェンダーをジャッジする判断材料にされがちな声が聞こえないのは、漫画の利点ですね。セリフをなくしたのも、判断のつかなさを強化したいという理由がありました。
・とはいえ結局、この世のほとんどの人がバイナリーな人生に疑問を抱かず生きてるんだよな…という気持ちで、最後のコマはたくさんの人の引きの俯瞰です。ZINEの共通テーマ「ノンバイナリーがわからない」に加えて「バイナリーもわからない」です。わからないままこの先も生きていくんだと思います。
・私は居酒屋のだし巻き卵が好きです。
あと、漫画の内容とは関係なく、alt属性(代替テキスト)について。
好きなイラストを描く人がTwitterに載せる絵にも漫画にも丁寧にaltをつけているのを見て、自分でも試してみたり、こちらのサイト(alt属性の良い事例(つけ方・書き方)|情報バリアフリーポータルサイト )を読んだり…。でも漫画やイラストのaltって悩ましい。絵画鑑賞でやるディスクリプション(メタディスクリプションではなくて美術研究のほう)が参考になる気がするが、どうなんでしょう。
アクセシビリティ的な文脈ではないかもしれないけど、『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』が人気ですね。読んでみようかな。